「地元の胃袋を支える海の台所」—浜の家で味わう、心がほぐれる魚ランチ
沖縄・恩納村の緑に囲まれた道を少し外れると、ふと現れるのが海鮮食堂「浜の家」。おんなの駅のそばにありながら、観光客よりも地元の常連さんがひっきりなしに訪れるその理由は、一口で納得の“魚のうまさ”にありました。

外観は古びても、味は新鮮そのもの
入口に掲げられた「営業中」の札と、味のある木造の壁。決して気取らない外観ながら、ドアの向こうには「これは間違いない」と思わせる空気感が。

サイン色紙がずらりと並ぶ店内は、有名人も足を運ぶ“知る人ぞ知る”名店の証。セルフコーナーのアイスティーやコーヒーにも、もてなしの心がにじんでいました。
泡盛「松藤」はほんのりフルーティーな味わいで、私が大好きな泡盛。ロックで飲むと美味しい♪

魚の香ばしさに、箸が止まらない!
おすすめと書かれていた「魚のバター焼き」に心を惹かれつつ、目の前に届いたのは地元魚の唐揚げ定食。見た目からして豪快で、カリッと揚がった皮の香ばしさが鼻をくすぐります。口に運べば、外はサクッ、中はふっくら。そこにレモンをキュッと搾れば、もう最高…!どこか懐かしくて、でも新しい味。

セットの小鉢も手抜き一切なし。もずくの酢の物、島野菜たっぷりのサラダ、優しい味の味噌汁。素材の良さが活きていて、身体も心もほっとします。
家族で通いたくなる温もりの食卓
特に印象的だったのが、店内に漂う“地元の空気”。親子連れ、作業着姿の常連さん、観光で訪れたらしいグループが自然と混ざり合って、みんな笑顔でごはんを楽しんでいる。
奥には畳の部屋があり、小さな子供連れの家族にはとっても便利なようです。

それでは、家族で大満足のランチをご紹介しましょう。
香ばしさ弾ける!骨までバリバリ「ぐるぐんの唐揚げ定食」
県民大好き!沖縄県の魚「ぐるぐん」の唐揚げ。大胆に丸ごと揚げられた魚は、見るからにパリパリ、香ばしい衣に包まれています。口に入れた瞬間、「バリッ」と心地よい音とともに魚の旨みが一気に広がり、外はカリッと中はふんわりジューシー。まさに頭から尻尾までバリバリ!!でちょっと骨が固いかな笑
家ではここまで素揚げできないから、私と妹はいつも食べる定番メニューなんです。

付け合わせのキャベツ&レモンでさっぱりと味変しながら、どんどん箸が進みます。
さらに恩納村産のもずく酢とキムチ風野菜炒めが絶妙な箸休めに。ボリュームも大満足で、これでこの価格!?と驚くこと間違いなし!
沖縄料理「豚足の唐揚げ定食」
沖縄料理の「豚足の唐揚げ定食」。醤油味で煮込んだ豚足をから揚げ、噛むたびに旨味がじゅわっ。表面のカリッと感と中のしっとりした味わいがとっても美味しい、と大満足な甥の笑顔がかわいかった💛

さらに驚いたのが、セットに付いてくる新鮮な刺身。マグロや白身魚が厚めに切られていて、見た目も味も一切の妥協なし。お味噌汁もほっとする味わいで、まさに「ごちそう定食」という言葉がぴったりです。
子どもも大人も大好き!「カキフライ定食」
こちらは母が大好きなカキフライ定食。見た目もサクサクで食欲をそそる黄金色。ひと口かじると、サクッとした衣の中からとろりとクリーミーな牡蠣の旨みがあふれ出します。添えられた自家製風タルタルソースとの相性も抜群で、まさに鉄板のうまさ。それにしてもボリューミー^^

ポテトフライまで付いていて、どこか懐かしい“洋食のごちそう感”も。副菜は他と同じく、もずく酢やキムチ、サラダ、味噌汁と大充実。見た目以上に満腹感のある定食で、大人も子どもも大喜び間違いなしです。
気取らないけど本物の味。どのメニューも「また食べたい」と思わせてくれる一皿でした。夜は居酒屋としても大人気!一品料理ももちろん美味しいです。
浜の家(はまのや)
住所 | 沖縄県国頭郡恩納村仲泊2097 |
TEL | 098-965-0870 |
営業時間 | 11:00 – 21:30 定休日:無 |
駐車場 | あり |
ルート | 那覇空港 車40分 / 沖縄自動車道 石川I.C. 車3分 |
浜の家でランチをした後は、このエリアならではの絶景を見に行くのもおすすめです。
車で約7分で真栄田岬(まえだみさき)に着きます。琉球石灰岩が隆起した断崖の上の展望台から、色とりどりの熱帯魚やサンゴ礁が見えるほど透き通った美しい海の景色を楽しめます。「青い洞窟」として有名なダイビングスポットでもありますよ。
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